こんにちは!よっしです!
私が一番好きな釣りは渓流のルアーフィッシング!
特に小渓流や源流域といった小規模なエリアが好みです。
そして源流域などのエリアは水量が比較的少なく浅場が多いため、渓流ルアーで主流であるヘビーシンキングミノーでは重くて底を引きずってしまうことがあり、扱いにくいことがあります。
そこで活躍するのがスローシンキングミノーです!
今回は渓流ルアーにおけるスローシンキングミノーのメリットや使い方を解説していきます。
私が愛用しているおすすめルアーもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!
スローシンキングミノーのメリットとは?
沈下スピードが遅いため浅い場所でもゆっくり誘える。
文字通りスローシンキングなので、沈下スピードが遅いです。
よって浅場のポイントの底を引きずらないようにゆっくりとアピールできます。また狭い場所でも細かくアピールし、魚にルアーを見せている時間を増やすことでバイト率を上げることができます。
小渓流や源流域では浅い場所や1m程度の極小ポイントをねらうことが多くあるので、沈下スピードが遅いことはかなりのメリットになります。
またもう少し規模が大きい一般的な渓流エリアでも、渇水時には浅い場所が増えるので出番が増えますね。
逆に源流エリアでも、増水時は出番が減ってしまいます。
増水時は水の流れが速いため、軽いスローシンキングミノーでは一気に流されてアピールができなくなってしまいます。よってこのような場合はヘビーシンキングが活躍しますね。
水の流れに同調させてルアーを引くことができる。
ミノーをトゥイッチしていて魚が反応したと思ったら岩の下にかくれてしまった、ルアーを襲わずに逃げてしまうそんな状況に出くわした経験はありませんか?
私は特にヘビーシンキングミノーでキビキビと激しく速いスピードで動かしている時にそのようなことがあります。
こうなったらスローシンキングミノーの出番です!
スローシンキングミノーは沈むのが遅いので水の流れに絡ませるようにルアーを引くことができます。
水の流れに同調させてミノーを引くとまるで昆虫が川に落ちてもがきながら流れていくようです。
よって刺激が少なく違和感を与えづらいのでヘビーシンキングの激しい動きを嫌う魚も、逃げずにルアーに興味を持たせて口を使ってくれます。
私のイメージとしてはヘビーシンキングはキビキビ激しく動かして魚のテリトリーに侵入するイメージ、そして魚はそれを追い払おうと威嚇しバイト!って感じです。
活性が高いとき、あまり人が入っていないエリアではこれがかなり有効となりますが、激戦区や魚の警戒心が高いときは裏目に出てしまうことがあります。
また小渓流や源流域は魚のサイズも小さいものが多いため、ルアーという侵入者に「威嚇」という選択をするより「逃げる」という選択をする魚も多くいると思っています。
ですがスローシンキングミノーを水の流れに同調させて、侵入者のイメージよりも餌のイメージに近づかせることによって警戒心が強い魚に口を使わせることができます。
軽いため着水音が静かで目立たない。
着水音は釣果に直結するほど重要で、基本的には静かで目立たないほど魚に警戒心を与えず釣りやすくなります。
(例外として超高活性、全くスレてないエリアでは着水音がアピールとなりバイトにつながることもある??)
スローシンキングミノーは自重が軽いので、着水音が静か。
フェザーリング、サミングをマスターしている人であれば鬼に金棒です。
スローシンキングの使いどころ・有効的な使い方
使いどころ
・小渓流や源流域などの浅い場所(ヘビーシンキングでは底を擦ってしまうくらい)が多いエリア。一般的な渓流域、里川でも渇水時には有効!
・1m~2mの狭い範囲をゆっくり、できるだけ多くのトゥイッチで誘いたい時。
・ヘビーシンキングのキビキビとしたアクションに反応がなかったり、逃げてしまったりする時。
有効的な使い方
見切らせないように速めに引くのはあまりおすすめしません。ルアーが軽く浮き上がりやすいので水面から飛び出しやすくなります。
スローシンキングミノーの真骨頂は、水の流れに同調させて引けるところなのでなるべくゆっくり、ふわふわと漂うように動かすと良いです。
また強くて激しいトゥイッチもどんどん浮き上がる原因になるので、沈み過ぎない程度に優しく、トゥイッチというよりもシェイクに近いイメージですね。
そしてちょっと難しいのですが大事なポイント!
ゆっくり漂わせて引く分、ルアー自体がしっかりヒラを打って動いていないと見切られやすくなります。
よって激しいトゥイッチではなくて優しいトゥイッチをするのですが、できるだけ数多くのトゥイッチを入れてルアー自体は激しめに動いているのが理想的です。
例えるならばひらひらはばたくちょうちょですかね…
ちょうちょってハエのようなスピードはなく移動速度は遅いですが、ちょうちょ自体を見ればひらひらと激しく動いていてますよね!
移動速度は水の流れに同調してゆっくり、でもルアー自体はちょうちょのように激しく動かせたらきっと多くの魚が反応してくれるはずです。
そして水の流れに同調させてゆっくり引くコツですが、なるべく直線的な完全アップストリームは避けて斜めに水流に対して角度つけて引くとゆっくり引きやすいです。
ただ完全アップストリームであれば魚は基本的に上流を向いているので、釣り人が魚の真後ろに入るので気づかれにくいですが、水流対して角度つけて立つと魚の視界に釣り人が入りやすくなるので注意が必要です。
なるべく距離をとって立つ、少しかがんでキャストするなどの対策が必要な場合があります。
私が配信しているYouTube、トラトラフィッシングchではスローシンキングミノーの実釣シーンがありますのでぜひご覧ください!
スピナーに関する動画タイトルになってますが、6:20あたりからスローシンキングで釣っています。
おすすめルアー3選!
1.パームス ラピッド45S 2.3g
先程の動画でも使用しているルアーで、私がとても気に入っているものです!
絶妙な浮遊感、軽いトゥイッチでもレスポンス良く動き短い距離で数多くの誘いができます。
1995年に発売されたバルサラピッドのコンセプトをそのままに、プラスチックルアーとして再現されたのがこのルアーです。
プラスチックルアーなので、バルサ製より安いのも良い点!
私も詳しくはわからないのですが、このルアーはパームスの35周年限定発売商品なので短期間の生産なんですかね?
いまのうち買っておいた良いかもしれませんよ!?
私は既に3個買っちゃいました!
2.パームス アレキサンドラ43FS 2.4g
またもやパームスのルアーですが、ラピッドとはまた違った特徴があります。
ラピッドはすこし丸みのあるボディに対し、アレキサンドラFSはフラットサイドボディで平たいです。
そのため、トゥイッチをいれるとギラギラと強烈なフラッシングが入ります。
アピールの質が違うのでラピッドとの使い分けでさらに面白い釣りができます。
FSとはフラッターシンキングの略、アレキサンドラにはHW(ヘビーウエイト)バージョンもあるのでお間違えの無いように!!
ちなみにHWバージョンもヘビーシンキングとしてはかなり優秀なルアーですけどね。
3.D-コンパクトFES 45mm 2.0g
ヘビーシンキングミノーの名作であるD-コンタクト、そのダウンサイズモデルのD-コンパクトからフェザーシンキングモデルが登場!
ヘビーシンキングのD-コンパクトでは、浅瀬を攻めるときどうしても根がかりしないようにするがゆえに釣りが速くなってしまいゆっくり誘えなかった…
それを解消するために開発されたのがこのフェザーシンキングモデルです。
D-コンタクトやD-コンパクトの魅力的な動きはそのままに、ウエイトが軽くなり小渓流や源流域に多い浅場の攻略がしやすくなったことで相当武器になるはずです!
最後に!
スローシンキングミノーは、どんな状況でも万能に使えるようなルアーではありませんがヘビーシンキング系などとうまく使い分けることで釣りの幅が大きく広がります。
釣りの幅が大きく広がれば楽しさも同じように増幅するはずです!
ルアーケースに2~3個入れておくことをおすすめします!