こんにちは!よっしです!
ステラやヴァンキッシュに搭載されている密巻き機構、インフィニティループ。
※2024/1/12追記、24ツインパワーが発表され、ツインパワーにも搭載されました!
キャストフィールが気持ちいい、飛距離がアップするというメリットの一方、トラブルが増えたなどの声も聞きますが実際はどうなんでしょうか?
実際に購入して使い込んでみたのでインプレします!!
トラブルを防ぐために気を付けていることも紹介してますのでぜひご覧ください!
インフィニティループ(密巻き)とは?
インフィニティループとはスプールが上下動する速度を低速化することで、スプールにラインがきれいに緻密に巻き付けられます。それによってキャスト時のライン放出抵抗が少なくなりキャストフィールの向上、飛距離アップなどのメリットがあります。
こんな感じにシマノはアピールしてますが、一方エアノットが多発するなどのトラブルや飛距離はあんまり変わってないなどの声もあります。
これは自分で使ってみないとわからない!というわけでいろんな釣りに使ってみました!
メリットは感じられるのか?トラブルは?いざ実釣!
まず前提としてフェザーリングを心掛ける、ラインを張ってテンションをかけてから巻き始めることを意識して使用しました。これができないとどんなスピニングリールでもトラブル率は上がってしまいます…
渓流トラウト×22ステラC2000SHG
2g程のスピナー、3g~5gのミノーなどを一通り使ってみましたが、一番の印象はキャストフィールですね。
シマノのアピール通り、抜けるようなキャストフィールはとても気持ちいいです!
あと飛距離アップといえるのかわかりませんが、密巻きではないリールでは8割の力で届く距離を、密巻きだと6割程度の力だけで届く気がします。
つまり少ない力で十分に飛距離が出せるということです。そして少ない力で投げた方がコントロール性は上がりますよね。
キャストコントロールが釣果に直結する渓流トラウトで、このメリットはかなり活きると思いました。
あとラインの放出がきれいなのでフェザーリングがしやすいですね!
渓流ではフェザーリングで徐々にルアーのスピードを落とし狙ったポイントになるべく静かに落とすというのがとても大事なので!
ただキャストした瞬間、ラインが絡んでしまうトラブルが2回ありました…
私自身経験が浅いのでフェザーリングが毎回完璧にできている自信は正直なくフェザーリングミスかなと思いましたが、密巻き搭載リールを使う前は一回の釣行でライントラブルが一回あるかないかくらいだったのでちょっとやっぱりトラブルが起きやすくなったのかなと思いました。
その後、何度か使い続けてみましたがちょくちょくトラブルがありましたのでラインを変えてみました。
PE0.6号8本編み→PE0.6号4本編みに変更!4本編みにすると硬くコシのあるラインになります。
すると!魔法のようにトラブルがなくなりました!連続キャストでフェザーリングが雑になった時でも平気でした。もしかするとトラブルを減らすにはラインとの相性が結構大事かもしれないですね。
チニング×22ステラC3000MHG
渓流トラウトではフルキャストする場面がなかったので、まずはフリーリグ(シンカー10.5g)をフルキャストしてみました。
個人的にフルキャストしたときは、密巻きじゃないリールと飛距離はあまり変わらない気がしました。
ただキャストフィールは独特の気持ちよさがあります。
この日は真夏のデイゲーム…ずっとフルキャストしてても疲れてしまうので7~8割で投げるようにしました。すると私はあることに気づきました。
「あれ?フルキャストの時と飛距離あんまり変わらないかも!」
多少力を抜いてキャストしてもスコーンとルアーが気持ちよく飛びます!
そして気になるライントラブルですが、追い風の時のキャストで起こってしまいました…
そのため後日、トラブルが起きた時はPE0.8号8本編みだったので、渓流トラウトのときを参考にPE0.8号の4本編みを巻いて使用しました。
その結果トラブルは0!またその後エギングやシーバスにも使いましたがいまだにトラブルはないです。
もしかすると4本編みよりしなやかで放出がスムーズな8本編みを使用した上、密巻きによってさらに放出がスムーズになりラインが第一ガイドで渋滞を起こし絡まったかもしれません。しかもトラブルが起きた時は追い風…さらに勢いよく放出されるはずです。
ガイドが大きいワールドシャウラと合わせるとなぜかライントラブルが起きなくなったという声も聞いたことがあるので一理あるかもしれませんね。
密巻き搭載リールでライントラブルを防止するためには?
自分が使い込んで感じた方法としては
・PEラインを使用するときは、4本編みなどのコシがあり硬めのラインを使った方がトラブルが少ない。
そしてこの条件にドンピシャのラインがエックスブレイドのアップグレードX4です!渓流トラウトやチニングでもこのラインを使えばトラブルがなくなりました!
・フェザーリングを心掛ける、ラインを張ってテンションをかけてから巻き始める
以上のことが一番の対策だと思います。
また他のユーザーの防止方法も調べてまとめてみました。
・なるべくガイド(特に第一ガイド)が大きいロッドと合わせるとトラブルが少ない。
・スプールに巻かれるラインが八の字テーパーや逆八の字テーパーにならないように巻く。
・糸巻量をスペックよりちょっとだけ少なめにする。
といった防止方法がありました。
あとトラブル対策ではないですが、ドリフトなどルアーを流す釣りをするとラインがフワッと巻かれて次のキャストでライントラブルが起きやすいみたいですね。
実は私、ドリフトなどの流す釣りがとても苦手であり、ほとんどやらないのでその点は実証できていません…
インフィニティループ(密巻き)のメリット・デメリット
メリット
・キャストフィールが抜群に良く、フルキャスト時は密巻きじゃないリールとあまり変わらない飛距離だが7~8割で投げてもフルキャストに近い飛距離が出せる。
例えば
密巻き非搭載リール→フルキャスト50m、8割キャスト40mだったら
密巻き搭載リール→フルキャスト51~52m、8割キャスト45mって感じです。
・少ない力で飛距離が出せるので、力まずキャストできコントロールが良くなる。
・ラインの放出がきれいなのでフェザーリングがしやすい。
デメリット
・PEライン8本編みなどのしなやかで柔らかいラインと相性が悪い。
・ドリフトなどの流す釣りと相性が悪い。
・密巻きじゃないリールでもフェザーリングを心掛ける、ラインを張ってテンションをかけてから巻き始めることを意識しないとライントラブルが起きやすいが、密巻き搭載リールでは一層気を付けないといけない。
最後に
私自身としては密巻きのメリットがかなり気に入っているし、自分のする釣りでは4本編みのPEラインを使っていればトラブルが起きないので今後も愛用していきたいと思います!
もし密巻きはちょっと不安…、実際に使ってどう対策してもトラブルが起きるって方は、トラブルが起きにくいダイワのリールも検討してみてください。
特に23エアリティはおすすめです!!インプレ記事も書いているので気になる方はご覧ください!
エアリティはちょっとお値段が…って方は、価格を抑えながらも基本性能はかなり高い23レガリスなんかもありですね!